先物プラチナ(白金)証拠金について理解しよう
先物プラチナ(白金)の証拠金と言われてもわかりにくいですよね。
通常の証拠金と同じだと思いますが、契約の成立や履行を確実に行うために、当事者の一方が相手方に担保として提供する金銭のことをいうと思いますが、実際には、委託証拠金とは、先物取引を行う時にその担保として、先物取引業者(商品取引員)に預託しなければならない現金または、株式や国債などの有価証券等のことをいいます。
先物取引で被害(損失)にあった人の最初の誤解は、委託証拠金の金額が取引代金額であるという誤解です。
ところが、委託証拠金の金額は、通常は、取引総代金の5%〜10%で、業者によっては、5%より少ない委託証拠金で先物取引をさせている例もありますので、委託証拠金が5%である場合、取引総代金は委託証拠金の20倍までの金額になります。
これをレバレッジといいますが、少ない証拠金で大きな金額を動かすことが可能となるわけです。レバレッジ10倍というと差し入れた証拠金の10倍の金額を取引できることになります。
先物取引の被害者は、例えば300万円の委託証拠金を預託して300万円の先物取引をしていたつもりが、実は6,000万円もの取引をしていたということを後で知り、愕然とするのです。
これは、レバレッジの仕組みを理解していなかったことに原因があります。
先物取引はレバレッジがかかって、少ない元手で大きな取引が可能ですがそのため損失も多額のものになります。先ほどの例で出した、300万円の証拠金でレバレッジ20倍の場合、6000万円の取引をしているわけですから、損失が出た場合、預けたお金以上に損失が発生した場合、追加の証拠金が必要になるのです。
これが、先物取引で詐欺に合った!と騒ぐ温床になっています。
レバレッジの仕組みは十分理解してください。そして、自分が何倍のレバレッジで取引しているか確認して、取引するようにしてください。思わぬ損失が発生した場合、予想もしなかった追加証拠金を求められる場合がありますから、注意が必要です。
株価指数先物取引は、対象とする原資産(TOPIXや日経の平均)の将来の値段で、利益あるいは損失が決まります。その損失が生じた場合にも、決済の履行を確保できるために証拠金(追証)が必要になります。