自己破産とは
自己破産宣告をする前に自己破産とはいったいどんな仕組みなのか調べてみましょう。
自己破産は、多額なショッピングローンを組んでしまったり、複数のキャッシング利用により毎月の返済ができなくなったときに取る方法です。
自分の全財産を充ててもすべての債務を返済できなくなった場合に、裁判所へ申し立てを行う一連の手続きの方法を指します。
借金の返済を請求できる債権者が、借金をした人の財産を強制的に金銭に変えて分配する方法が一般的です。
債権者あるいは債務者が裁判所に破産の申し立てを行うことが破産宣告の開始です。
申し立てを受けた裁判所は事実関係を確認し、破産の要件を満たしていれば破産宣告を行います。
破産宣告が裁判所によってなされると、破産管財人が選任されます。
この破産管財人が債務者のすべての財産を調査管理して、これを金銭に換えて債権者全員に平等に分配していきます。
お金を借りた側が裁判所に破産申し立てを行うことが自己破産です。
自己破産時に債務者の所有している財産がほとんどなく、破産手続きのための費用にも満たないこともあります。
そのような場合は破産宣告と同時に破産手続きは終了し、破産管財人は選任されません。破産の同時廃止と呼ばれる方法です。
詐欺の容疑で逮捕された音楽プロデューサー小室哲哉も莫大な損害賠償や、離婚の慰謝料で借金が膨らむばかり。自己破産は免れない状況のようです。